エレベーター問題!パラダイムシフト。
昨日中之島のイルミネーションを見に行ったんだけれど、そこである光景を目にした。
スタッフのおそらくアルバイトであろう女性が「来年も開催するための寄付をお願いします!」と寒空の下、声高に叫んでいた。
けれど僕が見る限り、誰一人として寄付はしておらずその女性に近づきもしてなかった。そのスタッフの女性の存在を確実に認識してるにも関わらず。
そこで疑問が生まれた。
なんでこんなにみんながみんなスルーするのかなって。
自分なりに解決策を考えてみたけど中々思いつかない。
一番最初に思いついたのは、入場門を設けてそこで入場料を取っちゃえばいいなっていう単純な考え。そうしたらきっと寄付よりもお金が集まるだろうしイルミネーションもより豪華にできる。より豪華にできれば入場料があったとてまた人は惹き付けられて来るんじゃないかな。
けどこれじゃ寄付でお金が集まらないという事の解決にならない。
寄付という形を変えずに何かいい集め方はないかなあ。
こう考えた時に、以前授業で出てきたパラダイムシフトの話を思い出した。
"エレベーター問題"っていう例を挙げたたぶん有名な話だったんだけど、すごく面白くて印象に残ってる。
ある高層ホテルがあって、そこにはエレベーターが二台ある。毎朝、朝食を食べる人やチェックアウトする人、仕事に向かう人でエレベーターは大混雑で待ち時間にイライラするお客さんが大勢いた。
大まかに言うとこういう問題で、これを解決するにはどうする?っていう話。
ここで多くの人の答えとしては「エレベーターの台数を増やす」というものがでてきて、結局これは待ち時間をどう減らすかという観点で物事を考えている。
(これは政策系の授業だったので、予算の話とかも絡んでいてエレベーター増設はすごく費用も時間もかかってしまうから好ましくない。。)
結論この授業では「エレベーターホールに鏡を設置する」というパラダイムシフトの答えが挙げられてた。
鏡があれば身だしなみをチェックしたりできるので待ち時間を待ち時間として感じにくくなる。(その上鏡の設置は費用も時間も比較的かからない。)
考え方を変えて待ち時間を減らすのではなくて、待ち時間を待ち時間ではない何かに変えるという発想を持てれば簡単に済む話なのです。
この話すごく好き。
考え方を変えるだけで、(当たり前だけど)まるっきり別の答えが出る。
こういう発想は色々なところで大事なんだろうなぁ。
最初にあげた寄付の話。
これもパラダイムシフトを用いて何か解決策が出ないかなぁ。
何かに思いついた方いれば教えてください。
僕にない発想知りたいです。